「2022政策セミナー」を開催

四国電力総連は、令和4年5月28日にレクザムホールにて「2022政策セミナー」を開催した。

本セミナーは、3年に1度、国の政策・制度に理解を深める目的で開催しており、四国電力総連加盟組合労使の約100名がレクザムホールで、また、Web会場17カ所で約70名と、総勢約170名の参加があった。

コロナウイルス感染症対策を行い、参集とWebのハイブリッド方式で開催

 参加者は、本セミナーにお招きした組織内国会議員の小林正夫 参議院議員、第26回参議院議員通常選挙 組織内候補予定者 竹詰ひとし氏、国民民主党代表 玉木雄一郎衆議院議員の3名の講師による講演をつうじて、改めて電力関連産業職場を守るため、政策実現のために政治に無関心ではいられないこと、また、国が進める第6次エネルギー基本計画への課題に対応するためにも組織内議員の必要性について再認識することができた。

挨拶を述べる橋本会長

 小林正夫参議院議員は、国政報告のなかで、「電力システム改革の検証」「第6次エネルギー基本計画への対応」「職場環境に直結する法改正対応」といった私たちの産業課題について指摘した。特に10kW未満太陽光地上設置発電設備の「分割審査」については、職場からの声を国政に届けることで、実現に至ったことが紹介され、小林議員の3期18年の活動の原点である「職場の声が国を動かす!」ことを参加者は再確認することができた。

国政報告を行う小林議員


決意を述べる竹詰候補予定者
 竹詰ひとし候補予定者からは、来たる第26回参議院議員通常選挙に臨むにあたり、決意表明のほか、支援の定着に向けた取り組み状況などが述べられた。加えて、浜野よしふみ参議院議員の活動が紹介され、令和4年3月8日に開催された国土交通委員会において、建設業における適正工期の確保に関する質問のなかで、電力総連電工部会によるアンケート調査結果を用いて指摘するなど、このような活動ができるのは、組織内国会議員がいるからであり、「職場の実態に基づき政策実現を行うためには組織内国会議員は不可欠である」と強調した。結びには、小林正夫参議院議員の勇退によりバトンが渡されると2030年の脱炭素社会に向けた議論が任期中には必ず行わることから、「電力関連産業の議席を何としても守り、頼れる政治 職場の声が原点!の考えのもと、政策実現に向けて取り組む」といった決意や、「来たる選挙を勝ち抜くために、最後の最後まで、支援の定着に向けた支援をお願いしたい」と参加者に訴えた。
 国民民主党代表の玉木雄一郎衆議院議員からは、自身のSNS等をつうじてエネルギーの重要性が国民にも理解されてきているとの認識を示し、「エネルギー安保なくして経済安保はなし」としたうえで、電力安定供給には、原子力発電は必要であり、国策として取り組んできた原子力発電については、安全基準を満たす発電所は再稼働することはもとより、来たる第26回参議院選挙の国民民主党の重点政策として、与野党で唯一、原子力発電所の次世代炉等へのリプレースを掲げるなど、改革中道政党として現実的な政策実現に取り組むことを強調した。また、この参議院議員通常選挙が政治の転換点となるため重要な選挙であると指摘し、「活動の輪をぜひ広げてほしい、参加してほしい」と参加者に訴えた。

エネルギー政策の必要性を訴える玉木代表

 2022政策セミナーの閉会にあたっては、四国電力総連副会長の末廣久和副会長(四国電気保安協会労働組合 執行委員長)によるガンバロー三唱が執り行われ、「私たちの政策実現のため、職場や生活を守るため、これまでの取り組みを取りこぼすことなく結果に結びつけるべく、最後の最後まで竹詰ひとし必勝に向けてガンバロー!」と力強い発声に対し、会場およびWeb会場に参集した約170名の仲間も、決意に満ちた拳を突き上げ「ガンバロー!」と応え、最終盤の諸活動について全力で取り組んでいくことを確認した。
ガンバロー三唱を発声する末廣副会長(左)
 組合員の皆さまにおかれましては、組合員のご家族や紹介先のご家族等へ今一度の「竹詰ひとし」氏への支援依頼をいただくとともに、これまでの取り組みを確実な結果に結びつけるために、最後の最後まで、ご支援よろしくお願い致します。



四 国 電 力 総 連