四国電力総連は、11月11日(月)~12日(火)に『三労連 四国の環境とエネルギーを考える会』が主催する「2019年度 環境・エネルギー関連施設見学会」に6名が参加し、伊方発電所・伊方ビジターズハウス・原子力保安研修所を見学するとともに、加盟産別相互の連携を深めた。
三労連 四国の環境とエネルギーを考える会は、電機連合・基幹労連・電力総連で構成されており、四国地方におけるエネルギープラントの設計・建設、運転・保守に直接携わる労働者の立場で、原子力をはじめとするエネルギー・環境問題に関する意見交換や調査研究等の諸活動を目的として、平成5年4月に設立し、これまで施設見学会やエネルギーシンポジウムを開催し見識を深めるなど、諸動を展開している。
今回の見学会では、伊方ビジターズハウスにおいて、東日本震災以降の原子力発電を取り巻く環境の変化や、新規制基準における安全対策の実施状況、使用済燃料の乾式貯蔵の概要などについて説明を受けるとともに、伊方発電所構内においても実施状況を確認し、理解を深めた。
また、原子力保安研修所においては、「運転訓練」と「保修訓練」を2つの柱として、プラントの基本的な起動・停止操作から複雑な事故・故障対応操作までの運転操作訓練はもとより、ヒューマンエラー(人間のミス)への対応・安全文化などに関する教育、保修業務に必要な知識の習得及び機器の分解・検査・修理などの実技訓練などについて説明を受けた。
参加者からは、電気の安全・安定供給のために原子力発電が必要不可欠であるという声や、これまで真摯に取り組んできた安全対策を評価する声など、活発な意見交換を交わすことができ、大変有意義な見学会となった。
今後も「三労連 四国の環境とエネルギーを考える会」において、各組織が連携を図りながら活動を進めていくこととしている。
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