連合四国ブロック「環境・エネルギー施設見学会」を開催 



立山連峰を望む 


 平成30年7月2日(月)、富山県「関西電力㈱黒部川第四発電所」および関連施設において、「2018年度環境・エネルギー施設見学会」を開催した。

 本見学会は、四国の労働界のリーダーである連合四国ブロックの役員(四国各県の会長等)をはじめ16名が参加して実施した。

 視察では、一般の観光では見学出来ない、発電所施設の保守・工事等のための資材・人員輸送の専用ルートを通り、世紀の大事業と言われた「黒部川第四発電所」の建設にかかる壮大なる人間ドラマを感じることが出来た。特に、大町トンネル(現関電トンネル)工事中に大破砕帯に遭遇したという現場は、映画にもなったとおり、広大な自然に挑む人間の熱いドラマが感じられた。また、建設開始から7年の歳月と延べ1,000万人の労働力をかけ人類史上稀にみる大規模工事が完成したとのことだが、黒部峡谷が多雨豪雪地帯で急峻な河川であり、人を寄せつけない地形と自然条件によって、171人もの尊い犠牲の上に完成したことを忘れてはならない。

 参加者からは「電力の安定供給が日本の高度成長と豊かな暮らしの下支えであった」「約60年前の先人の偉業に感服した」「四国からは遠く時間がかかったが見学出来て良かった」等の声を頂いた。本施設見学に際し、様々お世話を頂いた関西電力総連事務局に感謝申し上げる。



黒部川電気記念館にて 「関西電力専用鉄道」
工事用トロッコ&専用列車等で移動


上部専用鉄道パネル
黒部川第四発電所にて 黒部ダム放水 黒部ダム慰霊碑





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