四国電力総連は、平成28年11月24日(木)に「2016年度 国内施設視察研修」を開催し、福井県敦賀市にある「原子力緊急事態支援センター(以下、同センターという。)」を視察しました。 同センターは、東京電力㈱福島第一原子力発電所の事故対応の教訓を踏まえ、万が一事故が発生した場合でも対応できるよう、「原子力緊急事態支援組織」の設置までの段階における資機材の整備・管理や、専任チームを設置して、各事業者のロボット操作要員の操作訓練を行うため、2013年1月23日に組織されました。 現在では、9人からなる専任チーム(緊急支援チーム)を結成して、1年365日、24時間、緊急時に対応できる体制を整備し、支援に必要な遠隔操作可能なロボット等の資機材を管理・運用するとともに、各事業者のロボット操作要員への操作訓練を実施しています。 |
同センターについての説明 | |
実際の操作訓練の様子 | 作業用ロボット |
また、2016年3月1日より、従来からの緊急事態対応、要員訓練等に加え、活動拠点となる美浜町の本体施設の建設、資機材の調達等を行っており、建設を完了した施設から順次使用を開始し、本年12月予定の本体施設の竣工をもって本格運用に移ることとなっています。 |
完成間近の建屋 | 広大な敷地のヘリポート |
日本のエネルギーを取り巻く環境は大きく変わりましたが、将来に向けて電力の安定供給を第一に考えた時、原子力発電は必要なものであり、その理解を深め、安全性への信頼を高めていく活動が改めて大切であると考えさせられました。 四国電力総連は、引き続き四国のエネルギー政策のあり方や、四国で暮らす皆さまが安心・安全と思える社会づくりを目指して活動を展開していきます。 |