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四国電力総連は、11月12日(土)に『三労連 四国の環境とエネルギーを考える会』が主催する「第11回 環境・エネルギーシンポジウム」に、単組役員はじめ48名が参加した。 三労連とは、四国地方における原子力産業に携わるメーカー・ユーザーの三労連(電機連合、基幹労連、電力総連)が、原子力をはじめとするエネルギーに関する情報交換、意見交換、調査研究等を行い、諸活動を展開していくことを目的として平成5年4月に設立したものである。 シンポジウムの第一部では、(公財)地球環境産業技術研究機構GLの『秋元圭吾』氏に、「温暖化対策を踏まえたエネルギーミックスとその実現に向けた課題」をテーマに講演をいただき、第二部では、原子力発電環境整備機構部長『岩﨑 聡』氏に、「高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた取り組み」をテーマに講演をいただいた。 第一部の講演では、環境とエネルギーの関係性について詳細な説明がなされ、現在の技術力を踏まえると、温暖化ガスの削減に向けては原子力発電所の活用が不可欠であり、「3E(安定供給・経済性・環境)+S(安全・安心)」の総合的なバランスが重要であると、改めての理解を深めることができた。 また、第二部の講演では、高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けては、1962年から検討を開始されてきた処分方法について、国も前面に立って科学的有望地の選定に当たるなど、将来の世代に負担の残さないことを前提に、国民や地域の自治体からの理解を得られるよう、全国的な対話活動に取り組んでいくとのことであった。 |
地球環境産業技術研究機構の秋元氏 | 原子力発電環境整備機構の岩﨑氏 |
真剣に講演に聞き入る参加者 |
今後も「三労連 四国の環境とエネルギーを考える会」において、各組織が連携を図りながら活動を進めていくこととしている。 |
これまでの活動 「環境・エネルギーシンポジウム」の開催 加盟産別の施設見学会 ・三菱マテリアル直島精錬所 ・三菱電機㈱受配電システム製作所 ・パナニックエコテクノロジーセンター など 発電に関連する施設見学会 |