四国電力総連は、10月16日(金)~17日(土)の2日間、四国電力㈱総合研修所において、四国電労との共催により、各単組三役および執行委員23名の参加のもと「2015年度生産性労働大学」を開催した。 本セミナーは、新任組合役員(三役中心)を対象とし、富士社会教育センターより武田仁常務理事を講師にお招きし、生産性運動、民主的労働運動など労働運動全般に亘る講義ののち、研修のメインテーマである模擬労使協議会を実施した。 模擬労使協議会では、企業内に潜む課題(長時間労働・休暇取得など)に対し、組合員から聞き取りした執行委員の声から、職場に潜む課題の抽出、緊急での労使協議会の申入れ、会社との労使協議会に向けた組合執行部による対応方針の確立、模擬労使協議会での課題解決に向けた協議、そして職場組合員へのフィードバックまでと、日ごろ職場で起こりえる課題に対し、解決に向け労働組合が取るべき対応方法を学んだ。 参加者からは「労使協議会における様々な切り口や考え方を知ることができた」「事前準備の必要性や着地点を決めることの重要性を学べた」「職場で起こり得るテーマのため緊迫した気持ちで参加できた」などの感想が寄せられ、自分たちの職場を想像しながらの実習とすることができ、充実したセミナーとなった。 生産性労働大学は、講義以外では2日間の研修期間中、他労組の参加者とさまざまな意見・情報交換を行うことで、組合執行部としての考え・活動の進め方などを見つめるきっかけを作り、さらには四国電力総連の仲間同士、仕事・組合を越えたつながりを作る機会として有意義な時間を過ごすことができた。 |
セミナー風景 |
橋本事務局長より激励の挨拶 | 講義いただいた武田講師 |
「おかしい」と思うにはルールを知ることが重要 | 労使協議に向け意見をぶつけ合う |
労使協議への対応を考える | 実践さながらの模擬労使協議 |
他班の進め方から新たな切り口を学ぶ | ともに頑張りましょう! |