未来を創る労組役員としての知見・資質の向上を図る

~2014年度エネルギー施設見学会を開催する~



 四国電力総連は、11月24日(月)~26日(水)にかけて、沖縄県にて「2014年度エネルギー施設見学会」を開催し、各加盟組合から27名が参加した。

 本施設見学会は、電力の安全・安定供給に向けた諸施策について、他電力の発電施設視察を通じて、エネルギー施策に関する知識向上を図ることや歴史のある展覧物の見学を実施し、未来を創るための労組役員としての知見・資質の向上を図るために実施している。


 今年度は、電源開発㈱の「沖縄やんばる海水揚水発電所」、航空自衛隊「那覇基地」の見学を行った。

 沖縄やんばる海水揚水発電所は、上部調整池と海面との有効落差136mを利用し、使用水量26m3/hにより最大出力3万kWの発電を行う世界初の海水揚水発電所である。

 昼夜の電力需要の差が大きい日本では、揚水発電等による負荷平準化が求められており、海水揚水発電所は、下部調整池の築造が不要であること、火力原子力発電所等の比較的大規模電源および電力需要地域の近傍に立地することが可能で送電系統運用上利点がある等の特徴を有しているとのことであった。

 施設見学では、上部調整池や放水路、地下発電所等を見学させていただき、スケールの大きさを感じるとともに、その仕組みについての理解を深めた。


沖縄やんばる海水揚水発電所にて 海水揚水の説明を受ける 上部調整池にて



 航空自衛隊は、全国のレーダーサイトと早期警戒機、早期警戒管制機などにより、我が国とその周辺の上空を24時間態勢で監視している。また、戦闘機が直ちに発信できるよう、その一部を常に待機させている。領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合、緊急発進(スクランブル)した空自の戦闘機などがその航空機に接近して状況を確認し、必要に応じてその行動の監視を行っている。

 近年の緊急発進の回数は増加が見られ、「領空侵犯に対する措置」任務の重要性が増しており、航空自衛隊は、昼夜を問わず、引き続きこの任務を適切に実施しうる態勢を維持していくとのことであった。


 施設見学では、基地の説明を受けた後、航空機を目前で見学したり、隊員食堂での体験喫食、厚生センターの見学など貴重な体験をさせていただいた。


航空機前にて







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