藤原正司前参議院議員
2期12年間の活動を終える

 平成13年7月に行われた第19回参議院議員選挙において初当選を果たして以降、電力関連産業を取り巻く環境が大きく変化していく中で、2期12年の長きにわたり、私たちの職場の代表として国政の場でご活躍いただきました。
 
 本年7月28日の任期満了をもって議員活動を終えられました藤原正司前参議院議員のこれまでのご活躍に敬意を表するとともに、心より感謝を申し上げます。
 ありがとうございました。

花束を受け取る藤原前参議院議員 職場の代表として国会で質問





    謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
     本年7月28日をもって参議院議員を退任させていただきました。今日まで公私
    にわたり温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。ご覧の通りがさつな人間
    で、何の取柄もない私を支えて頂いたことを決して忘れは致しません。
     本当にありがとうございました。

     一昨年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故を契機に、こ
    れまで電力関連産業が積み上げてきたものの多くが崩れさりました。ゼロからとい
    うよりマイナスからの再スタートを余儀なくされた電力関連産業にとって極めて難
    しい時代においては、新しい視点、観点で困難に取り組んでいく気力・体力の充実
    した若い力が必要であると考え、私は、皆様のご理解を得て、退任させていただく
    ことを決意いたしました。7月21日に行われた第23回参議院通常選挙において
    、皆様のご尽力のおかげで、24万票に近い票を得て、浜野よしふみ君という素晴
    らしい後継者を得ることができましたことは、望外の幸せであり、改めて御礼申し
    上げます。
     浜野君は、電力総連の会長代理として、私の国政の場での活動を、もっとも近い
    ところで支えてきてくれました。電力関連産業にとって困難な時代に、たいへん頼
    りになる男です。皆様からの倍旧のご支援を賜れれば幸甚です。

     皆様のご支援で参議院議員に初当選させて頂いた平成12年以降、馬齢を重ねて
    きた12年間を振り返りますと、当初、「過渡的エネルギー」と位置付けられてい
    た民主党における原子力を「基幹エネルギー」とし、平成17年の原子力関連二法
    案の成立、政権交代を経て、原子力立地特措法の延長に携わる等、エネルギー政策
    を一歩前進させられたのではないかと自負できることもありました。他方、この2
    年間については、防戦一方となり、思ったような結果が残せず、忸怩たる思いでい
    っぱいです。しかし、今回当選させていただいた浜野君をはじめとした若い世代の
    人たちが、電力関連産業を新たな発展の道へと導いてくれるものと確信しておりま
    す。

     本来ならば直接お伺いし、御礼申し上げるべきところでございますが、取り急ぎ
    書面をもちまして退任のご挨拶とさせていただきますことをお許しください。
     最後になりましたが、皆様のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
                                      謹白
      平成25年9月

                                          藤原 正司







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