真の平和の祈り 真の平和の鐘 届け世界へ


~ 2011連合平和行動 in 広島 ~

~ 原爆ドーム ~
核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願う



平成23年8月4日(木)、広島県立総合体育館において、平和を願う全国の人々が広島に集まり、「被爆66年 核兵器廃絶」を目指し、平和への願いを広島から発信しました。

 また、翌日5日(金)には「ピースウォーク」と「被爆路面電車学習会」に参加し、原爆ドームや平和公園について説明を受けながら見学し、改めて「平和の尊さ」について深く考えさせられる2日間となりました。

~ ピース・メッセージリレー ~
広島から長崎へと思いが繋げられた
~ 平和シンポジウム ~
それぞれの立場で課題論議がされた
~ 被爆電車内の様子 ~
いまだ残る痕跡を車窓に望みながら・・・・

 この平和行動は「日本労働組合総連合会(連合)」が主催しており、四国電力総連の代表として参加しました。

 現地で感じたことは、連合の中でもいろいろな考え方を持つ人々がいるということ。未だに「原子力発電所=原子爆弾」ということを言われる方々も存在するようです。

 それとは対照的に、この活動へスタッフとして参加している電力総連の仲間たちがたくさんいるということも実感しました。

 全国電力総連へ派遣されている及川さんをはじめ、スタッフとして参加している我々の仲間たちは、連合の活動へ参加することにより、「原子力発電」に対して偏った見方をする方々に対し、地道な啓蒙活動をされているとのこと。連合活動への参加や、役員を連合へ派遣することの大切さを痛感しました。この地道な活動の積み重ねが、今後の原子力政策への理解へと繋がるものと信じております。


原水爆や原子力発電所関連記事の
展示パネルがいたるところに・・・・

 今回参加して、改めて、戦争の愚かさ、原爆の被害の大きさ、そして、戦争から66年たった今になっても“ヒバク”という言葉を日々耳にする世の中となっている事がどれだけの影響を与えているか、実感する機会となりました。核兵器廃絶、世界の恒久平和のためには、これからもずっと訴え続けていく必要があり、戦時に被爆した方々が年齢を重ねるごとに、当時を語れる人が減ってきている現状では、若い世代が話を聞き、それぞれの言葉で伝え続けていくことが大切と感じました。

 また、福島第一原子力発電所の設備被害については我々としても避けては通れないものであり、事故の収束を第一に願う一方で、これ以上被曝者を出してはならないという思いがひしひしと伝わってきました。

 「原子力発電所の廃止署名に協力願えませんか?」と話しかけられた際、「原子力発電所がいくら必要であったとしても、事故が起こったときに最も被害を受けるのは、そこで働いている人たちなのです。」と言われたことは、とても耳に残り、日本のエネルギーセキュリティ等、さまざまな課題が今、現実問題として現れてきているということを感じました。

 一人ひとりが真剣に課題に向き合い歩みを進めていくこと、世界唯一の被爆国として核の廃絶、世界の恒久平和を訴えていくことの重要性を感じる良い機会となりました。


  報告者 : 伊藤政策局次長


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