~ 四国電力総連 被災地救援ボランティア 第4陣を派遣 ~
被災地救援ボランティアレポート《第4陣》
連合救援ボランティア第13陣(福島ベースキャンプ)総勢40名、四国電力総連被災地救援ボランティア派遣団第4陣として、7月5日(火)から7月9日(土)までの5日間、電力総連第3班(四国電力総連5名)に所属して、福島県新地町、南相馬市にて被災地救援活動を行いました。
【7月5日 移動
】
午 前
各人 香川 → 東京移動
11:30
連合本部(東京千代田区神田)に集合。福島第13陣出発式。
12:00
バスで福島に向けて出発。
16:00頃
期間中のベース基地となる連合福島(福島県労働福祉会館5F会議室)到着。
<連合救援ボランティア 第13陣結団式>
【7月6日の活動内容 】
新地班:総勢25名(九州15名、四国5名、沖縄3名、原電2名)にて、新地町個人宅の畑の瓦礫撤去を実施。
連合福島 ⇒ 新地町ボランティアセンターへバスで移動(片道約2時間)
[天 候] 晴れ、気温32℃
[道 具] クワ、スコップ、スキ等。
[服 装] 長袖上下、長靴、ゴム手袋、帽子、マスク。
[作業時間] 10時前から昼食1時間をはさんで14時30分頃まで。
≪作業内容≫
対象の畑の広さは2.5反(25アール)程度、25名で鍬、スコップ、熊手にて掘り返して瓦礫を取り出し、紙、木片等の可燃物、瓦、ガラス、陶器、金属等の不燃物および大型の物件に選別して土嚢袋に詰める作業でした。
掘り起こす度に大量の瓦の破片や木片の他、日用品(炊事用具、食器類、おもちゃ、音楽CD、衣類、絵本等)が出土して、被災された所有者に思いを巡らし、作業中に思わず手が止まる。
天候は晴れ、気温は32℃の予想でしたが、海岸近くのため風があり体感温度はさほど暑く感じませんでした。
周囲の集落は津波の影響を受けてほぼ全・半壊の状況です。
当初、1日で畑全面の作業を完了する予定でしたが、約半分にて1日目は終了し、その後、ボランティアセンターで道具洗浄・返却。
≪所感≫
気温が高い中、上下長袖での肉体労働は正直きつい。事前に「熱中症予防に1人平均ペットボトル4本は水分を取るように」と言われていたが、各自それ以上に飲みました。ただ、高松よりも湿度が低く、風があるのが若干の救いでした。
~ 瓦礫の分別作業 ~
~ 集まった瓦礫 ~
~ 津波被害を受けた家屋 ~
【7月7日の活動内容 】
総勢10名(四国5名、沖縄3名、原電2名)にて、南相馬市内の河川土手外側の側溝泥出しを実施。
連合福島 ⇒ 南相馬市ボランティアセンターへバスで移動(片道約2時間)
[天 候] 薄曇、気温30℃
[道 具] スコップ、排水ポンプ等。
[服 装] 合羽上下、長袖上下、長靴、ゴム手袋、帽子、マスク。
[作業時間] 10時過ぎから昼食1時間をはさんで14時頃まで。
≪作業内容≫
南相馬市ボランティアセンターで道具を受け取り現場へ。
現場の側溝で作業開始。現場は前日に別の班が実施しており、本日はその続きでした。また、数日前の雨により、一部側溝に水溜りがあるため、並行して排水作業を実施しながら作業する。
作業開始直後にポンプが故障し、交換するなど排水に手間取る。結局20メートル程度泥かきが進んだところで1日の作業終了。残る区間は翌日の別の班に託す事となる。
≪所感≫
曇りで猛暑では無かったが合羽上下で相当暑く、加えて排水ポンプの故障もあり、なかなか作業効率が上がらなかった。
また、泥そのものが重く、匂いがキツイ、汚泥で衣類がドロドロになる等で前日と比べ作業は悪戦苦闘でした。
~ 泥出し作業中 ~
~ 押しつぶされた車 ~
~ 汚泥に埋まった河川横の側溝 ~
【7月8日の活動内容 】
新地班:合計25名(九州15名、四国5名、沖縄3名、原電2名)として、初日に続き新地町にて個人宅の畑の瓦礫撤去を実施。
連合福島 ⇒ 新地町ボランティアセンターへバスで移動(片道約2時間)
[天 候] 晴れ、気温33℃
[道 具] クワ、スコップ、スキ等。
[服 装] 長袖上下、長靴、ゴム手袋、帽子、マスク。
[作業時間] 10時前から昼食1時間をはさんで14時30分頃まで。
≪作業内容≫
一昨日実施した畑のガレキ撤去の残り半分を実施。
段取りが分かっているため作業効率は上がるが、一昨日よりも気温・湿度は高いため、水分補給をしながら多めに休憩を取って作業を進める。全ての瓦礫の撤去を完了(12:30)。
ボランティアセンターにて器材を片付けた後、新地町の被災現場をバスの中から視察。
福島に帰った後、連合福島にて解団式。
【7月9日 移動 】
7:00連合福島をバスで出発 11時頃東京到着 解散 → 高松へ。
§ 被災地救援ボランティアに参加して §
今回、我われの活動は終了し、連合福島拠点の活動も7月で一旦終了するとのことではあるが、福島など被災地の復興には様々な形で被災地以外の人が「継続して関わっていくこと」、そのために被災地の現状を広く「継続して伝えていく」ことが重要と、当たり前のことではあるが、改めて感じた。
自分自身もそうした活動を、今後とも継続していきたい。
今回、我われがお世話になった連合福島の関係者の皆さんも、多かれ少なかれ全員、被災者とのこと。そうした中で、3月以降、これまでボランティア全13陣の受け入れをしていただいている。
震災後の混乱の中で、関係者の調整等で大変なご苦労があったはず。そうした中でも、我われボランティア参加者に対し、繰り返し謝意を述べる姿には恐縮するばかりであった。
報告者:第4陣リーダー 竹田 徳宏(四国航空労働組合 執行委員長)
◆ 被災地救援ボランティア 第4陣の方々 ◆
[写真左より]
多田光一郎 氏
福家 孝一 氏
竹田 徳宏 氏
吉本 将家 氏
遠艦 大幸 氏
〈四国電力労働組合 本店支部〉
〈四国電力労働組合 本店支部〉
〈四国航空労働組合〉
〈四国電力労働組合 坂出発支部〉
〈四電エンジニアリング労働組合〉
四 国 電 力 総 連
〒760-0063 高松市多賀町2-12-5