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四国電力総連は、毎年開催している原子力施設見学会の一環として、平成22年12月8日(水)に日本原子力研究開発機構 瑞浪超深地層研究所の施設見学・意見交換を実施した。
瑞浪超深地層研究所は、日本原子力研究開発機構が、高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発の基盤として、地表から地下約1,000m程度までの深地層の科学的研究(地層科学研究)を行う目的で岐阜県瑞浪市に設置した研究施設である。
瑞浪超深地層研究所では深さ1,000m程度の立坑や水平坑道などを掘削し、主に花崗岩を対象として断層および割れ目の性状や分布、地下水の流れや水質、岩盤の強さなどを調査している。また、地下深部の坑道を安全かつ合理的に設計・施行し、維持・管理するための研究開発も行っている。
加盟組合代表者を中心とした13名の参加者は、櫓(やぐら)等の設備や地下300mの研究アクセス坑道を現地職員の説明を聞きながら見学を行った。
見学会終了後は、現段階の研究内容および今後の展望などについて意見交換を実施し、エネルギー問題や原子力関連施策への共通認識を、より一層深めることができた。
日本における原子力発電の必要性や四国のエネルギー問題に対する理解を更に深めるためにも、非常に有意義な見学会となった。
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