春闘に向け”勉強会”

「労働条件研究会」に書記長ら30人


 四国電力総連は、2007春季生活闘争に備え、2月3日(土)に春闘勉強会として、全国総連の労働福祉局の久保局長を招き、「労働条件研究会」を開いた。この研究会は毎年開かれており、今年も直接交渉に当たる単組書記長ら30人が参加した。

 研究会は「2007春季生活闘争の取り組みについて」と題し、@春闘方針A賃金改定に向けてBミニマム水準の設定についての3つのテーマに沿い進められた。その中で久保局長は、方針が決まるまでの背景に触れ、「今年は昨年までなかった産業界に”いい風”を感じる。」といい、今年全国総連では6年ぶりとなるベア要求に踏み切った胸の内を明かした。また、「今年は”労働ビッグバン”といわれ、ホワイトカラーエグゼンプションや労働契約法改正など、労働法制が働く者たちに不利な方向に変わろうとしている。」と国政での課題にも触れ、労働派遣法を例に、法案で1年の規制が省令等で3年になったことを取り上げ、二の舞にならないよう働きかけたいと述べた。

 今後は、2月9日(金)に第1回交渉推進委員会を立ち上げる予定としており、2月20日(火)の統一要求日に向け、各単組ともいよいよ春闘モードに突入することになる。


春闘方針について熱心に語る全国総連の久保局長
熱心に聞き入る参加者ら





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