参議院選に向け決意も新たに

2007政策セミナーに54名が参加



 四国電力総連は、1月13日(土)に四国電労会館において、2007政策セミナーを開き、労使合わせて54人が参加した。
 このセミナーは、国政選挙に向け組合役員の結束力を高めるのが狙いであり、3年毎の参議院選挙の年に実施している。

 冒頭、主催者を代表して村上会長は、「今年は定率減税も廃止となり、ますます可処分所得が減ってくる。春闘は賃上げの気運が高まっているが、それでも微々たるもので、我々が結束し、国政の場で代弁してくれる人を応援しよう」と国政選挙の重要性を訴えた。また、電力総連大で策定中の”政策集”について「みんなの意見を集約していいものに仕上がりつつある」とし、加盟単組への浸透をお願いした。

 講演では、民主党の小川淳也衆議院議員と7月の参議院選に出馬予定の香川県連の植松恵美子副代表を招き、国政の課題などをテーマに行い、参加者らは来るべき国政選挙に思いをはせながら熱心に耳を傾けた。その中で小川議員は、自民党には@統一地方選と参議院選が重なる「苦」A2001年の圧勝した議席を維持しないといけない「苦」B合併により地方議員が激減する「苦」の3重苦があるし、仮に参議院選で過半数を失うと法案も通らない”死に体”になると語り、格差社会で地道に働く人の声を出していきたいと意気込んだ。また、植松さんは、子供2人まではお金でしのげるが、3人以上は手を貸してもらわないとダメ、と男性陣の育児協力を求め、クリスマスイブ神話(女性は24歳までには結婚し子供を産むこと)を信じている旧世代の政治家が、少子化問題に対応できるわけがない、と言い切った。また、会社の時間を家庭に移して、家族一緒にご飯が食べられることこそが男女平等参画ではないか、主婦としての一面ものぞかせ講演を締めくくった。

 講演後も質疑応答で活発な意見交換ができ、参加者らは政権交代への思いを新たにしセミナーを終了した。

「今年の政局」を熱く語る”小川淳也議員” 「働き方と少子化」について
女性としての意見を訴える”植松恵美子さん”
講師の熱い思いに聞き入る参加者ら





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