四国電力総連では、11月22日(木)から26日(月)の5日間、四国電力グループの各組合役員16名(内、電労支部執行委員をはじめ7名が参加)を海外派遣した。 本研修は、今後の労働組合運動と生産性運動の更なる充実した展開にあたり、国内外の視野を広め諸課題対応していくため、海外進出企業の視察ならびに現地関係者との交流を通じ、生産性運動の向上に繋げていくことを目的としている。 今回で3回目となる海外研修では、これまでに引き続いて「四変テック株式会社」の関連企業としてタイ国で事業を行っている「SHIHEN(THAILAND)CO,LTD(以下「タイ工場」という。)」の工場視察研修を実施し、加えて「在タイ国日本国大使館(以下「大使館」という。)」への訪問を新たに研修項目と加え、タイ国の経済や労働環境等について情報交換を行った。 タイ工場は、首都バンコクから車で約1時間程度のアユタヤにあり、道中には田んぼ等のどかな景色が広がっているところで事業を行っている。(タイ国は、バンコクを中心に急激な経済発展を続けており、高層ビルや道路の建設ラッシュとなっており、工場が立地するアユタヤも新たな道路の開通や舗装も次々となされいた。) タイ工場視察では、事業概要や生産ラインについて説明を受けるとともに、意見交換会では、従業員の労働環境から教育カリキュラムなど多岐にわたって質疑を実施した。 四変テックでは平成7年にタイ工場を建設、主にキャノン製のプリンター部品を生産している。総従業員450名(うち9名が日本人)で構成されており、勤務体制については2交代制をとっている。生産物については、品質・安全に関する意識が高く、製品の精度も非常に高く、ほとんど欠陥がないという。また、改善グループチームもあり品質向上に努めており、「見えるか運動」という効率化施策を実施して、生産量・質の高効率化に努め、これが世界的なシェアを伸ばし続けている理由のひとつという。 続いて今回が初めてとなる大使館への訪問を実施した。大使館には、我々の代表として電力総連から派遣されている竹詰一等書記官との情報交換会を行い、大使館での業務内容に加え、タイ国の経済・労働情勢や日本のタイ国をはじめとしたアジア諸国の役割について説明を受けるなど、海外研修ならではの有意義な時間となった。 本研修は、参加者からタイ国の異文化に触れ、個人の視野を広め諸課題に対応していくための姿勢・果たすべき役割を再確認できたとの声を多く聞くなど、更なる生産性労働運動のパワーアップにつながるものとなった。 |
工場内の様子 | 意見交換会の様子 |
研修お疲れ様でした\(^o^)/ シヘン・タイランド(株)の皆さまと・・・。 |