労働組合の役割を再認識

執 行 委 員 研 修 を 開 催



 四国電力総連は、8月5日(金)〜6日(土)、電労会館にて執行委員研修を開催した。今年も四国電力労働組合との共催とし、労働運動の基本的な知識から各職場におけるお世話活動などについて、各単組三役、執行委員の方々32名に参加いただいた。

 本セミナーは、各単組の新任役員を対象に組合活動の基本を理解していただくため実施しており、毎年開催している。職場の繁忙感から休暇が取りにくいとの要望があったことや、あり方検討委員会での答申を踏まえ、今年から平日開催から週末開催に変更した。
 研修は、(財)富士社会教育センターの志垣一寅氏を講師に、まず、執行委員として感じている不安や疑問、悩み等を共有化する演習からスタートし、続いて「労働組合の今日的存在意義」として、民主的労働運動の歴史とその運動理念を確認しながら、今日、本当に求められている労働組合活動のあり方について学んだ。その後、労働組合の活動と組織と題して、労働組合プロ野球選手会のことや他組織の活動などを例に挙げながら、労働組合の基本的な考え方や組織活動のあり方、なぜその活動が必要なのかについて学習し、1日目を終了した。
 2日目は、4つの民主主義(組合民主主義、産業民主主義、政治的民主主義、国際民主主義)を基本とした活動の進め方、組合役員としての任務と役割をはじめ、組合員と執行部のコミュニケーションを大切にした職場活動やお世話活動等について学習した。また、組合執行活動には直接的には関係ないが、社会人としての知識向上と視野拡大を目的に、中国、韓国から繰り返し非難されている歴史問題(20世紀初頭)について講演を実施した。この問題については、マスコミ・雑誌等により様々な情報が発信されているが、歴史というものは、立場が変われば見方も違う。全地球的歴史などありえないということを基本に、参加者各人の判断基準の一助になったと考えている。
 最後に、参加者各人の行動目標を立て、参加者相互で宣言・確認し、セミナーを終了した。









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