四国電力総連の先導的役割を担う四国電力労働組合は、3月18日(木)の団体交渉において、会社側からの回答を引き出し、同日23時50分に全面妥結した。 賞与については、他産業において業績回復に伴う増額基調の流れの中ではあったが、電気事業の自由化範囲拡大が目前に控えており、さらなる経営効率化が求められていること等を背景に、年間総額で対前年比マイナス15,000円での決着となった。 なお、賃金については、組合側からのベースアップ要求を見送っており、3年連続のベアゼロとなっている。 |
<組合側> 「生産性向上に向け、懸命に努力している 職場組合員に誠意ある回答を!」 |
<会社側> 「競争熾烈化する中で打ち勝っていくためには コスト競争力の強化が不可欠」 |
厳しい局面の打開に向けて論議する組合執行部 | 2月19日の要求書提出以降、約1ヶ月に 亘って行われた団体交渉 |
四国電力総連 第2回交渉推進委員会を開催 「さらなる交渉強化」について確認 四国電力総連は、3月17日(水)に第2回交渉推進委員会を開催し、統一要求日以降の各単組の交渉状況報告ならびに今後の進め方について論議し、さらに交渉を強化していくことを確認した。 また、さらなる連携強化を図ることを目的に「2004春闘一次研究会」を4月3日(土)に開催することを決定した。 |