◆野口会長 新年のご挨拶 |
がんばるあなたにエールを送ります! 四国電力総連組合員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。2004年・新年をご家族ともども、お元気で迎えられたこととお慶び申し上げます。 昨年は、統一地方選挙、衆議院総選挙への全力投入、今夏予定の参議院選挙・小林正夫支援活動の展開、連合大、四国総連大、地域活動への参加、そして職場課題解決に向けての労使協議推進等にたいへんなご支援・ご協力をたまわり厚く御礼申し上げます。 さて、新年の年頭に当たり一言ご挨拶申し上げます。 昨年は、低い経済成長率、高い失業率、年金改革論議、凶悪犯罪の多発など、日本の経済・社会の混迷度が増し、また一方では自衛隊のイラク派遣問題など、グローバルな視点からの国の選択・判断を求められた年、パラダイムシフトの変換が一段と進んだ1年であったと思います。 四国においても厳しい経済環境は変わらず、全体として閉塞感打破が進んでいません。 電気事業を取り巻く環境は、2005年度から契約50Kw以上が対象となり電力全面自由化の最終段階に入りますが、その前年にあたる本年4月から契約500Kw以上のお客さままでが電気料金自由化の対象となります。 電力各社は競合他社・新規参入事業者とのコスト競争を勝ち抜くため、労使間での真摯な団体交渉・労使協議をベースに、企業体質強化、関連グループの再編、希望退職実施など、自由化時代生き残りへ懸命に取り組んでいます。 以上のような現状認識をふまえ、2点にしぼり所信の一端を申し上げたいと思います。 ◆ 参議院選挙・小林正夫必勝へ総力を結集しよう! 私たちは本年7月実施予定の第20回参議院選挙を政権交代の絶好のチャンスと位置づけ、連合、電力総連、四国電力総連大で連携し、電力仲間の代表として「小林正夫」氏(電力総連副会長)を擁立、必勝をめざして活動を展開しています。 国際貢献など国の針路決定といった大きなテーマから、私たちにダイレクトに関係する電力制度改革、社会保険制度・税制改革、雇用対策など、政治の重要性は増すばかりで、決して目をそらしたり、逃避するべきではありません。 企業内労使関係だけでは解決できない個々の命題に、清新で国民・私たちの負託に応える代表選手として「小林正夫」氏を国政に送り出す取り組みに、皆さんのパワーを示していただくよう要請いたします。 組合員一人が5名の支援者紹介活動を展開中です。"小林正夫さんについてもっと知りたい!" "政治活動に取り組まなかったらどうなるの?"・・・・・・ 大いに原点論議も行い、そしてその後は全国の電力関連職場の仲間と共に、しっかり責任と役割を果たしていこうではありませんか。ぜひ、皆さんの力を貸して下さい。 ◆ 熱意を持って電力自由化を乗り切ろう! 電力自由化拡大については、2005年度からの高圧全数への拡大等が織り込まれた改正電気事業法が成立し、現在「電力取引所」や「中立機関」等を中心に細部の制度設計について論議が行われています。 また、原子力バックエンド費用や、送電線に関連しての独占禁止法の規制強化策、プルサーマル利用計画、原子燃料への各種課税など、これから国民的理解活動の強化、また政治の場での利害調整が喫緊のテーマであるものなど課題山積です。 まるで地雷原に踏み込んだように噴出し、自分たちの周りでも現実に進み出した希望退職募集など雇用調整、労働条件見直しの動き等に、組合員の皆さんの動揺、将来不安の声が聞こえてきます。 その乗り切りには従来以上にグループ経営・運営強化を行う方針と聞いていますので、まずは個々の企業労使間において労使協議会の場で「説明責任」を果たし、全グループ員が高いモチベーションの下で果敢に挑戦、未来に希望が持てる旗印を鮮明にするよう求めていきます。 私たちも取り巻く環境を直視することが必要です。 これから「四国電力・関係会社等労使懇談会」「2004春季生活闘争職場討議」など諸会議と日常活動の場を通じて、"職場と同じ目線で!"前向きの論議を重ね、共通認識の醸成・情報共有化をはかり、明るい挨拶の交わされる、安全で活力あふれる、そして不払い残業のない、コンプライアンスの確立された職場づくりに努めていきます。組合の活動に一層のご理解と協同参画をお願いいたします。 今こそ四国電力総連16組合11,200名仲間のパワーを結集し、電力自由化を乗り切っていきましょう。 最後になりましたが、夏には全国電力総連主催としてはラストとなる「全国こだま」が松山市で開催予定であり、青年部を中心に諸準備に大変ご苦労いただいております。関係者の成功への奮闘とチャレンジに期待すると共に、職場の皆さんの全面的なご支援をよろしくお願いいたします。 今年が皆様とご家族にとって、健康で明るく、実践メモリーを刻む、実り多い1年となることを心から祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。 2004年(平成16年) 1月 1日 |
野口会長(左)、小林正夫氏(右) |