国電力総連
 「第23回定時大会」を開催


 四国電力総連は7月25日(金)、高松市のリーガホテルゼスト高松において、第23回定時大会を開催し、進藤龍男連合香川会長代行、田中幸作電力総連会長代理を来賓に迎え、代議員81名をはじめとする総勢約130名が出席しました。
 議事では、2002年度の活動報告・財政報告、2003年度の活動方針・財政方針ならびに三役はじめ各種役員を承認するとともに、第20回参議院議員選挙における小林正夫氏の必勝決議を満場一致で採択しました。
 冒頭、挨拶に立った野口会長は、「第15回統一地方選挙における組織内候補者の全員当選のお礼」、「総連英知を結集して自由化を乗り切ろう」、「来夏の参議院議員選挙での必勝、政治を私たちの手に」、「今一度、職場・現場に目線を合わせた活動の展開を」と、大会参加者に対して熱いメッセージを発信しました。

冒頭挨拶に立った野口会長。
「総連英知を結集して自由化を乗り切ろう!」
約130名の出席により盛大に開催
<来賓挨拶> 進藤 連合香川会長代行 <来賓挨拶> 全国電力総連の田中会長代理
<来賓挨拶>
組織内議員代表:みたらい健
松山市議
緊張しながらも大会の円滑な進行に
努めていただいた議長団のお二人
 左:高橋代議員(STNet)、右:西川代議員(電力)
新三役から2003年度に向けた決意表明。
(左から渡部副会長田所会長代理、野口会長、
川人副会長、西尾副会長、水島事務局長)
森山部長(全国電力総連)から
派遣役員の活動報告
<会計監査報告>
 只津会計監査員(四電工労組)
資格審査委員を務めた松木代議員(四E労組)



             ◆◆◆ 野口会長あいさつ(要旨) ◆◆◆


●総連英知を結集して、自由化乗り切りを
 電力自由化スケジュールはご承知のとおりですが、後はグループ労使が切磋琢磨しながら乗り切るしかありません。
 今年度は四電グループとしての実質的に初の企業統合となった四電産業と3ビジネス会社の統合、四電ビジネスの誕生がありました。
 雇用確保、労働条件維持については、当該労使間での腹を割ったギリギリの交渉、また四国総連としても経営対策委員会等の場での論議・側面支援を図り、新たなる旅立ち、更なる飛躍へ向け一定の成果をあげたと思います。
 基本スタンスとした、
 @情報開示・説明責任 
 A雇用確保・雇用セーフティネット
 B今後の展望についてのビジョン提示
に対しての経営側の真摯な対応に敬意を表すると共に、今後とも労使一致協力して難局をクリアしていく大前提として、「雇用確保」を確認していきます。
 これからの企業グループ再構築や急ピッチで導入予定の「ERP」(業務統合パッケージ)、「SSC」(シェアードサービスセンター)労協、またグループ経営強化に対応しての総連大の意見交換・情報連携へ活かしていきたいと考えます。
 夢と自信を胸に、総連パワー・英知を結集し、自由化乗り切り・雇用確保へ前進しましょう!

●来夏参議院議員選挙での必勝、政治を私たちの手に

 今次、電気事業法改正国会で「発送電一貫体制」確保など、藤原正司参議院議員が果たした役割、実績については、電気事業関係者にとどまらず、内外の関係者から高い評価を受けているのは、周知の通りです。  
 今後始まる電力制度の詳細設計でも、平成17年4月をメドに卸取引市場と中立機関をつくらねばなりません。また今後10年間のエネルギー政策の指針となるエネルギー基本計画でも、原子力発電と核燃料サイクル、バックエンド問題など、電力職場・労働組合の代表者の声をしっかり国政の場につなげていかなければ、日本の基幹エネルギーの将来は混沌としたものになります。私たちの職場・雇用も守れません。私たちは2期12年にわたってご活躍いただいた長谷川清参議院議員の後継者として、関東電力総連副会長の「小林正夫」氏を擁立し、来年夏実施予定の第20回参議院議員選挙を闘っていくことを組織決定いたしました。
 電力の代表というだけでなく、前述の山積する政治課題の解決へ、また圧力団体・利権集団の代表でない、真に働く者を代表しての命の叫び、いま苦しみにあえいでいる労働者の声を反映し政治を私たちの手に取り戻そうではありませんか。
 政治は利害関係者(ステークホルダー)間の要求の凌ぎあい、パワーゲームです。「政治活動への取り組みがなぜ必要か、重要か!」など、原点に根ざした活動の実践と、もっと身近に政治を引き寄せ「行動する戦略展開」など、相乗効果を高めながら「票獲得」を図ります。全国の仲間と共に、「小林必勝」へ邁進します。ご支援・ご協力をお願いします。
 また、衆議院総選挙実施も噂されておりますが、「数は力なり!」併せて地方連合大での連携・共闘についても役割を発揮していきます。

●今一度、職場・現場に目線を合わせた活動の展開を

 ・安全・衛生・健康で問題が多い・・・風通しの良い職場になっていますか?
 ・ローン返済、借金地獄で仕事どころでない・・・セーフティネット・世話役活動で実態把握できて
 いますか?
 ・コンプライアンス・法令遵守で企業存続の危機も・・・相談・通報できる機能になっていますか?
 ・不払い残業は法律違反・・・労使による撲滅の取り組みがなされていますか? 
 ・日常の暮らしにゆとりが無くなって・・・社会貢献活動・ボランティア活動を忘れていませんか?
 
 厳しさを増す職場環境や、個人の価値観の多様化などから、何かを見落としていないか、身の回りへもう一度目配り・心配りをする運動の定着化を提起したいと考えます。
 執行部は組合員・家族に目線を!組合員も執行部に目線を!
 
 なお、全国電力総連としてフィナーレとなる「第7回全国こだま」は来年夏に四国電力総連担当で開催するということで、いま青年部の皆さんに諸準備から、本年のプレこだま開催等大変なご苦労をお掛けしています。
 汗と涙で体験する苦労は青年層組合員一人ひとりにとっても、また サポートする各単組にとっても必ず「力・夢・光」となって戻り、培われます。
 執行部としてもご支援をよろしくお願いいたします。



必勝を誓い合いガッチリ握手。野口会長(左)と小林正夫氏(右)







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